もうすぐゴールデンウイーク。消費税率がアップした後、初の大型連休で、つつましく行楽を楽しみたい人は身近な自然の魅力に触れるのもいい。潮干狩りと、キャンプの楽しみ方を2回に分けて紹介する。まずは潮干狩りから。
気温も上がり、潮干狩りの季節がやってきた。特に大型連休はピークとなる。安全に楽しむにはどのような準備が必要か。潮干狩り歴61年で、横浜市在住の原田知篤さん(64)に聞いた。
原田さんはオーボエ奏者という本業の傍ら、年間通して潮干狩りに出かける愛好家だ。趣味が高じ、ホームページ「
史上最強の潮干狩り超人」をつくり、潮干狩り情報や楽しみ方などを発信している。
●日焼け対策万全に
「まずは的確な準備が大切です」と原田さん。春も日差しは強いので、日焼け対策は万全に。必ずつばの付いた帽子をかぶる。首筋も日焼けしやすいので、手ぬぐいなどで覆うとよい。
服は長そでがお薦め。下は裾のぬれない半ズボンなら安心だ。どんなに注意してもぬれたり汚れたりするため、下着などの着替えも必ず持参する。
砂を掘る最中に、貝殻で手を切る恐れもある。軍手やゴム手袋を着用すれば安全だ。
足元は、長靴やビーチサンダルが一般的。しかし靴の中に水や砂が入ったり、足が砂とすれたりして痛む場合も。そこで原田さんのお薦めが、薄手の靴下だ。貝殻の破片や砂から足を守り、動きやすい。「足先やかかとが薄くなった靴下を取っておいて使います。少しくらい穴があいていても問題ありませんよ」
必要な道具は、砂を掘るための熊手と、アサリを入れる網。網がなければバケツでもよい。「熊手は100円ショップで、網は釣具店で手に入ります」
また、アサリを元気なまま持ち帰って砂抜きをするために、空の2リットルペットボトル2本と、小型のクーラーボックスも持参する。
●干潮2時間前から
潮干狩りには、昼間に大きく潮の引く日が最適だ。干潮の時間帯は地域で異なる。海上保安庁のホームページ「潮干狩り情報(カレンダー)」(
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/JODC/SODAN/shiohigari_calender/default.htm)では、地域ごとの潮干狩りに適した日時を調べることができる。
また、るるぶ.comの「全国潮干狩りスポット2014」(
http://www.rurubu.com/season/spring/shio/)では、主要な潮干狩り場が検索できる。
干潮の約2時間前から掘り始めよう。アサリは波が直接当たらない場所に生息している。潮が引いていくときは干潟の地形がわかりやすいので、潮が引いていくときに砂が盛り上がってできる干潟の陸側の他、海藻や岩の陰を探す。アサリが水管を出していた小さな穴を見つけたら、そこも狙い目だ。
アサリは砂表面から浅い場所にいる。熊手で深さ約5センチまで掘っても見つからない場合は、別の場所を探す。「アサリは固まっていることが多い。一つ見つけたら近くにもたくさんいると思って」
●冷蔵保存は3日
潮干狩りの醍醐味(だいごみ)は、自分で取ったアサリを食べて楽しめること。取ったアサリは砂抜きをして料理に使う。原田さんは、「アサリは水中の酸素がなくなったり温度が上がったりすると弱り始めます。しっかり砂抜きするにはアサリを元気なまま持ち帰ること。そのためにはアサリを海水から上げてクーラーボックスに入れ、海水と別々に持ち帰ることです」。
持ち帰る際にアサリを流水で洗い、水でぬらした新聞紙に包んでクーラーボックスに入れ、その上に保冷剤を入れる。持参したペットボトルには、海水をくんで持ち帰る。
家に着いたら、砂抜きに取りかかる。この時に便利なのが、100円ショップでも販売されている、平らなトレー付きざる。アサリが吐いた砂が下に落ちるので、効率的に砂抜きができる。
アサリをざるに重ならないように置き、ちょうどつかるくらい海水を注ぐ。海水がなければ、濃度3%の食塩水を作って使う。暗くするために新聞紙をかぶせ、3時間ほど置く。その後に海水から上げ、塩抜きのためにさらに1時間ほど置く。それから水洗いをして、料理に使う。
原田さんは時間を見つけては頻繁に潮干狩りに出かけ、「冷蔵庫にアサリを切らしたことがない」と言う。取ったアサリも、汁物や焼きそばなどさまざまな料理で楽しんでいる。「潮干狩りは、掘るだけでなく食べて完了。アサリは冷蔵庫で保存すれば3日間ほどおいしく食べられ、冷凍保存で約半年持ちます。子どもからお年寄りまで幅広い年代層で楽しめるレジャー。ぜひ多くの人に楽しんでほしいですね」
潮干狩りは、気候の良い3月から8月くらいまでが快適に楽しめる。安全に楽しむためにも、潮の満ち引きの時間や気象状況を事前にしっかり確認する。
潮干狩り場ごとに、利用料の有無や使える器具などの利用条件が異なる。熊手や網などを貸し出す所もあるので、事前にホームページなどで確認を。貝類の採取が禁止されている区域もある。不明な場合は地元漁協で確認したい。
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